IPO(株式公開)銘柄への投資は儲かりやすいのでしょうか?

それは、当然な話ではあるのですが
上場日以降の株価が、需要申告により決定した株価より
高くなることがほとんどだからです。
つまり需要申告により手に入れた株式を上場日以降売却すれば
その差額が利益となります。

理由としては以下のようなことがあげられます。

1.
幹事証券会社が設定する仮条件の価格帯が
同業他社の株価と比較して割安であることが多いから。


幹事証券会社は、上場にあたって公募増資や売出しによる
株式を大量に引き受ける為、
株式が売れ残ることが無いように、割安な価格の設定を行う
傾向があります。
    
2.IPOをおこなう企業は上場済みの企業と比較して発行済み
株式数が少なく、株主数が少ない為、売りたい人より買いたい
人のほうが多く、株価が上がりやすい。


IPOを行う企業は、公募増資や売り出しにより投資家へ配分される
株式以外は株主が親会社やオーナーなど一部の株主しかいない
ことが多く、そういった大株主はロックアップと呼ばれる契約を行って、
上場後一定期間は保有株を売却しないことを宣言している
ケースもあり、その場合は株式の売り手が少なく、株価は上昇
しやすくなります。
    
3.IPO銘柄は投資家の注目を集める為、人気が集中して
上場日に買いが入りやすい。


このような事情もあり、IPO銘柄は上場日に買いが集中して値が
つり上がりやすく、IPO(株式公開)銘柄の需要申告を行って
手に入った銘柄は
1株だけで数十万円~百万円以上の利益をもたらすこともあります。
(私自身オリックス証券でかつて需要申告を行って手に入れた
比較.Comの株式は上場日に売却するだけで225万円もの
利益になりました。)

その為、最近ではIPOの需要申告に申し込みが殺到するケースが
ほとんどで、証券会社が引き受けた株式は抽選や、過去の取引
状況などにより需要申告を行った投資家へ配分されます。

株のブログランキングはこちら(投票お願いします!)
にほんブログ村 株ブログへ人気ブログランキングへ
スポンサードリンク