本日はいただいたご質問に回答いたします。

<ご質問1>
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32歳独身の女性です。20代の時は全く貯金をしておらず30過ぎてから将来の事も考え貯金と投資を意識し始めました。
私は自営業で手取り38万程、積立ニーサに月10万、現金貯金で月5万を毎月積み立てて残りのお金で生活をしています。家賃は7万で総資産450万あります。
出来る限りミニマムな生活を心がけて年間40万程余剰金が出るのでそのお金で株も売買していますが、アッパーマス層に憧れをもつ事すら程遠く貯金ばかりの人生に疲れてきました。
結局入金力であったり、自分の手取りを増やす事しか解決方法はありませんが、年間100万に満たない資金でも株の売買でお金を増やす事は可能でしょうか。
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仕事と投資は、「働く自分」と「投資する自分」が10年、20年、あるいはそれ以上にわたって並走していくものだと考えるのが良いと思います。

NISAでの積立額が毎月10万円とハイペースですので、早い段階で運用元本を増やしておくことは、複利の観点からも望ましいでしょう。

一方、個別株投資については、無理のない範囲で試行錯誤しながら経験を積み、追加入金も可能な範囲で行えば十分です。
私自身も月250万円から運用を始めましたが、追加入金は行いませんでした。

また、私の場合は高い目標(2億円)を掲げてはいたものの、当初はとても届かないと感じていました。
そこで「50万円の利益が出たら、あと399回積み重ねれば良い」「100万円の利益が出たら、あと199回」といった具合に、一歩ずつ利益を積み上げていくつもりで取り組み、少しずつ雪だるまを大きくしていきました。

資産形成の具体的な目標として「アッパーマス層」を意識するなら、資産3,000万円から1億円程度のゾーンを目指すイメージかと思います。
目標達成には「アッパーマス層に到達したい」という願望を常に持ちつつも、現実的には最短で10年、通常は20年ほどかかると想定しておく必要があります。
焦らず今の運用を着実に続けていけば、5年後、10年後と時を重ねる中で、より高い地点に立てるはずです。


<ご質問2>
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基本は銘柄別に売買の判断をされると思いますが、「全体の相場が良すぎるから(もうすぐ日経平均が下げそうだから)一部利確する」ような判断をされることはありますか?
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私の場合、相場が良すぎるという理由だけで保有株を売却することはありません。

相場の地合いだけで売買判断をしてしまうと、企業の業績成長による株価上昇を狙う中長期投資ができなくなるからです。

一方で、相場環境が良く含み益が大きく膨らんだときには、保有株全体で得た含み益を一部でも実現益に変えておこうと考え、売却しやすい銘柄を選んで手放すことはあります。

つまり、相場の地合いによって変化した保有株の含み損益の状況を踏まえて売却判断をしています。


本日は以上です。

投資に関する質問は「マシュマロ(匿名の質問スペース)」で募集中です。
本日のような形で後日ブログにて回答いたします。


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