私は株式投資を行う際、本来であれば銘柄の分析を十分に行うべきなのですが、私の場合は投資を始めてからその銘柄への愛着が湧き、そこから調査が進むことがあります。
先日、私は製菓・製パン材料の卸販売を主力事業とするcottaに投資を開始しました。
投資前の段階では、同社の国内競合といえばAmazon程度しかイメージしていなかったのですが、実際には製菓・製パン材料市場の最大手の冨澤商店という企業でした。
冨澤商店は「TOMIZ」というブランド名称も使い分けながら、都市圏を中心に全国で単独店舗や百貨店・スーパー内のコーナーを展開し、さらにネット通販も手掛けています。
正直に言えば、私はcottaに投資してから近くのショッピングセンターで製菓材料の販売店を見かけ、そこで初めて冨澤商店の存在を認知しました。
一方で通販専業のcottaは2026年春に東京都内で初の実店舗を開店し、今後は多店舗展開を視野に入れています。
これは、顧客との直接的な接点を持つ強力な冨澤商店の優位性に挑むための施策だと理解しました。
さらに同社は、美容事業を皮切りに他業種へのM&Aも志向していますが、本業である製菓・製パン事業についても、これまでの通販(オンライン)中心に加え、今後は店舗(オフライン)展開を進めることで、強力な競合からシェアを奪っていくことを期待しています。
投資にあたっては、事前に調べすぎるとリスクを過大に捉えてしまい、有望な銘柄を買えなくなることもあります。
今回のcottaへの投資は、業績成長のみに着目して購入を決めました。
投資は時に勢いも大事だと、そう自分に言い聞かせて納得したいと思います。
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