株式投資をしていると、「いま話題のテーマ」に乗りたくなる場面は何度もあります。

AI、EV、半導体、最近でいえばフィジカルAIのような分野など、ニュースやSNSで連日取り上げられているテーマを見ると、「これは乗らないと取り残されるのではないか」と感じてしまいますし、テーマ株に乗ると「みんなが買っている」安心感すら感じるかもしれません。

ただし、テーマとして大きく取り上げられている時点で、多くの場合はすでに期待が株価に織り込まれていて、そのテーマが広く認知されて個人投資家が参戦するタイミングというのは、株価的にはかなり後半戦、終盤戦であることが多いです。

結果として、良いテーマ・良い会社であっても、高いところで買ってしまい、その後の値動きに耐えられずに手放してしまうことになります。

いっぽうでテーマ株は避けるべきかというと、そういうわけでもありません。

市場のテーマの中には、一過性ではなく、数年単位で成長が続くものもあります。
例えばフィジカルAIのように、ソフトウェアだけでなく製造業などの現実世界の産業にまで影響を広げるテーマは、単なる流行で終わらない可能性があります。

「テーマに飛びつくこと」と「テーマから投資機会を探すこと」は別物です。

テーマ株として紹介されている銘柄を、そのまま勢いで買うのはリスクが高いですが、例えば、話題になっている銘柄は一旦ウオッチリストに入れておき、テーマの熱狂が落ち着き、株価も一度調整したタイミングで、改めて業績や成長性を見て判断する。

あるいは、すでに注目されている銘柄ではなく、その周辺にある企業に目を向けるのも一つの方法だと思います。

完成品を作っている企業はどうしても注目されやすく、株価も先に上がりやすいですが、その裏側で必要不可欠な素材や部品、サービスを提供している企業は、まだ市場に十分認識されておらず株価的に割安な場合もあります。

テーマ株に関しては常にアンテナを張り巡らせて興味関心を持ちながらも、みんなと同じではなく、他の大勢の投資家とは違うタイミング、違う切り口でアプローチしていくと良いと思います。

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