株式投資をしていると、株価10倍を期待できる銘柄、いわゆるテンバガーに投資したくなりがちです。

ただ、すでに人気化して株価が何倍にも上昇している銘柄の場合、上昇する前に買った人は、すでに株価が5倍になっていて、そこからさらに2倍になるだけで10倍株を実現できるかもしれません。

一方で、今からその銘柄に乗る人にとっては、そこから2倍高がせいぜいということにもなります。

そう考えると、まだ人気化していない銘柄を選ぶことが重要になってくるわけですが、だからといって「この創薬が承認されたら売上や利益が10倍になる」といった賭けの要素が強い投資も、テンバガー狙いの本質ではないと思います。

あくまで、成長性が高く、なおかつ割安な銘柄を中長期で保有していた結果として、株価が10倍、あるいはそれ以上になってくれたというのが、本来の10倍株投資だと思います。

仮に純利益が毎期20%成長している成長株があり、株価収益率(PER)が同じ倍率で今後も推移したとすると、5年後に株価は約2.5倍、10年後に約6.2倍、13年後に約10.7倍となり、テンバガーを達成します。

さらに20年後には、約38.3倍になります。

このように考えると、テンバガーという言葉に踊らされて一発逆転を狙うのではなく、高い成長性が今後も継続することが見込める銘柄、例えばストック性の高い銘柄を長期保有した結果として、10倍株になってくれた、という形を目指したほうが良いと考えており、私はそうした銘柄選びや運用を心がけていきたいと思います。


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