企業が中期経営計画を発表することがあります。そこでは、今後3~4年程度の売上高や営業利益の計画が示されます。

成長株への中長期投資で銘柄を選ぶにあたって、中期経営計画が示されていると成長イメージを持ちやすいため、投資家にとってはありがたい材料です。

一方で、その中期経営計画がどういった意図で出されたものなのかについては注意が必要です。

赤字が続いている会社や、赤字に転落した会社が悪材料とセットで出す中期経営計画は、実現性の見通せない苦し紛れの開示、あるいは株価対策の開示かもしれません。
そうした計画は、あまり真に受けないほうがよいと思います。

また、中期経営計画の1年目は低成長で、2年目、3年目に大きく利益が伸びるような計画を出してくる企業の場合は判断に迷います。

今期の業績見通しが悪い点をごまかすための開示とも捉えられますし、中長期の成長に必要な投資であることを投資家に理解してもらうための開示と理解できるケースもあるでしょう。

こうした中期経営計画の場合は、その会社の過去の開示の傾向を見て、信じるに値するものかを判断してもよいと思います。

また、以前から3年ごと、4年ごとに定期的に中期経営計画を開示し続けている企業の場合は、前述のような作為的な中期経営計画の開示ではない可能性が高いでしょう。

ただ、その場合でも計画の正確性については、過去の中期経営計画の目標と実績を比較して確認するようにしたほうがよいと思います。


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