総務省の調査によると、2026年3月の日本の家計支出は前年比2.9%減となり、4か月連続の減少と報じられています。

賃上げのニュースは出ているものの、物価高によって実質的な消費が弱い状況が続いているということだと思います。

家計が苦しくなると、消費者は単純に「買わない」のではなく、

「より安く買う」
「ポイント還元を活用する」
「外食を減らして家で食べる」
「新品ではなく中古を選ぶ」
「生活必需品以外は後回しにする」

といった行動を取るだろうと想定しています。

消費関連株を見るときは、節約志向で売上が削られる会社なのか、逆に節約志向を取り込める会社なのかを分けて考える必要があります。

物価高で外食を手控える人が増え、内食需要が高まることで食品スーパーに追い風が吹くという考え方もあります。

コスト競争力のある大手やEDLP(エブリデイロープライス)型のスーパーが相対的に有利にはなるでしょうが、節約志向のもとでは価格競争が激しくなり、消耗戦に陥る可能性もありますので、そう単純にはいかなそうです。

中古・リユースは節約志向と相性が良い分野で、特に中古スマホについては、メモリ価格の高騰に伴う新品スマホの価格上昇が続くなかで、今後さらに需要が伸びる可能性があります。

一方で、中古衣料については、個人的にはまだ慎重に見ています。
新品の服が高いからといって、みんなが一気に古着で我慢する流れになるかというと、そこまでの実感はありません。

中古・リユースの分野は引き続き投資候補の業態として、投資タイミングを探りたいと思いますが、他にも節約志向を取り込むために消耗戦に陥らない会社がないかを探していきたいと思います。

・節約したい消費者の行動を支援する会社
・メーカーや小売の販促効率を高める会社
・ポイント還元や購買データを活用できる会社
・そもそも節約志向の影響を受けにくい会社

先日投資を開始したクラシルに関しても、そうした観点があって選んだ面があります。

節約志向の影響を受けにくい会社を選んでいくことは、中長期では日本の少子高齢化に伴う人口減少にも耐性のある銘柄を選ぶことにもつながると思います。

節約志向が少なくともマイナスにならず、むしろプラス要素にもなるような銘柄を探して、選んでいきたいと思います。

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