株式投資の初心者の方は、銘柄を買う前に、ざっくり目標株価を持っておくと思います。
ここでいう目標株価というのは、証券会社のアナリストレポートのように、細かい計算をして1円単位で算出するものではありません。
「この会社が自分の想定どおり成長した場合、株価はこのくらいまで上がってもおかしくない」という、おおまかな目安です。
なんとなく銘柄を買ってしまうと株価だけを見て一喜一憂することになるため、買う前に簡単なシナリオを持っておくことが大事です。
たとえば、今期の1株当たり当期純利益(EPS)が100円の会社があり、2~3年後にEPS150円くらいまで伸びると考えたとします。
その会社の成長性や事業内容を考えて、PER15倍くらいまでは評価されてもよいと思うなら、目安の株価は2,250円です。
現在の株価が1,500円なら、ざっくり50%程度の上昇余地があると目標を立てます。
もちろん、この通りになる保証はありません。
ただ、買う前にこのような目安を置いておけば、株価が1,800円になったとき、2,200円になったとき、あるいは1,200円に下がったときに、自分の判断軸を持ちやすくなります。
また、目標株価を持っておくことで早すぎる利益確定を避けやすくなります。
本来は2倍を狙えると思って買った銘柄なのに、20%上がったところで含み益が減るのを恐れて売ってしまうというのは初心者に限らず、私も含めて個人投資家がやりがちなことだと思います。
このように目標株価があると、売るべきか、持ち続けるべきかを感情だけで判断しにくくなります。
なお、目標株価は、最初に決めたものを永久に守る必要はありません。
会社の業績が想定以上に伸びているなら、目標株価を適宜修正して引き上げる、逆に業績が想定を下回っているなら、目標株価を下げる、あるいは売却を検討する。
株式投資では、最初から完璧な予想をすることはできませんので、
投資前に仮説を持って、業績を確認しながら、その仮説を修正していくと良いと思います。
そのため初心者の方は、株価目標を難しく考えすぎなくてよいと思います。
「この会社は2~3年後にどのくらい利益が伸びそうか」
「その利益に対してPER何倍くらいなら妥当か」
「そうすると株価はいくらくらいになりそうか」
この程度のざっくりした目安で十分です。
目標株価は、将来の株価を当てるためのものではありません。
買う前に自分なりのシナリオを作り、上がったときも下がったときも判断に迷いすぎないようにするためのものです。
最初はざっくりで構いませんので、買う前に「いくらくらいまで狙うのか」を自身で考えておく。
それだけでも、株式投資の判断はかなりしやすくなると思います。
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