今後、日本では労働人材不足がさらに深刻化していくと思います。

その中で、フィジカルAIによる業務の置き換えが進みやすい業界はどこかを調べるため、人材不足が特に深刻な業界を確認したところ、以下の分野であることが分かりました。

・建設業
・運輸、物流
・介護、看護
・警備、メンテナンス、検査

建設、物流、介護あたりは想定通りでしたが、個人的にノーマークだったのが、警備、メンテナンス、検査の分野です。

警備というと、高齢者でも務まる仕事というイメージもありましたが、実際には駐車場警備、交通誘導警備、イベント警備など、屋外での長時間勤務も多く、季節や天候によっては体力的にかなり厳しい業務です。

メンテナンスについては、ビルメンテナンス、工場設備保全、物流施設や店舗設備の保守、インフラ保守、通信設備保守などが該当します。

検査については、建物検査、設備検査、非破壊検査、製品検査、車両・機械検査、環境検査などがあります。

これらの業務は、単純作業というよりも、経験や資格、現場対応力が必要な仕事が多く、人材不足が起きやすい分野だと分かりました。

フィジカルAIの導入という観点では、建設、物流、介護、警備・メンテナンス・検査の中でも、警備・メンテナンス・検査の分野は、比較的早く省人化が進む可能性がありそうです。

すべてを人からAIやロボットに置き換えるのは難しいとしても、AIカメラ、センサー、遠隔監視、ドローン点検、ロボット点検、予知保全などにより、人手を減らしながら業務を回す動きは加速していくのではないでしょうか。

これらの業界は需要が高まる一方で、人手不足も深刻化していきます。

そのため、フィジカルAIや省人化技術を同業他社よりも早く業務に取り込める企業は、売上高の拡大だけでなく、利益率の向上にもつなげられる可能性があると思います。

最後に、警備・メンテナンス・検査関連の上場企業をいくつかピックアップしておきます。

銘柄 コード 理由
日本管財HD 9347 建物・施設管理の総合型
警備・清掃・設備管理
日本空調サービス 4658 空調・建物設備メンテナンス
ジャパンエレベーターサービスHD 6544 エレベーター保守
シンメンテHD 6086 店舗設備メンテナンス
飲食・小売の裏方
三機サービス 6044 店舗・施設設備
レイズネクスト 6379 プラント保全
高田工業所 1966 製造業・素材産業の
設備メンテナンス
NJS 2325 水インフラ×点検DX
応用地質 9755 防災・地盤・インフラ
維持管理
東京計器 7721 鉄道・社会インフラ向け
検査・計測機器

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